人間が嫌い

バカを相手にすると、とにかく疲れる。
こちらは何も得るものが無い。

・・・ってな事を生意気盛りの頃に思ったりもした。

でも、バカはこちらかもしれないと、歳を取ってから思うようにもなった。

恐らく、相手をしていて疲れるというのは、人間どうしのレベルが違うことから生じるような気がする。
（この場合のレベルとは、優劣ということではない）

この違いは絶望的なほど深い。

そして歳を取れば取るほど、世の中にはいろいろな種類の人間がいて、不幸にもそのほとんどが自分とは相いれない人間だと知ってしまう。

この時、ありのままを受け入れてそれなりに折り合いをつけて生きていくか、周囲を嫌悪して疎外感を抱いてしまうか。
二種類の人間に分かれてしまうような気がする。

いや、どちらが良いとか悪いとか言っているわけではない。
どちらが良いのか分からないし。

ただ仏陀は「ありのままを、そのまま受け入れると楽だよ」とは言っている。