大人の事情

ベビメタのファン層ってちょっと変わっていて、アイドル方面から来た奴ら（いわゆるドルヲタ）と、音楽方面から来た奴ら（いわゆるメタラー）の二種類いるんですわ。

で、こいつら水と油なので、絶対議論が噛み合わない。

で、同じファンなのに昔から５ｃｈあたりで、延々と罵り合い、喧嘩してる。


この度のYUIMETAL脱退で大発狂してるのがドルヲタ連中。

もう見苦しいというか、気持ち悪いというか、引く。

まあ、少しは気持ちがわからんでもないが、以前からこいつら気持ち悪かったから、今回の騒動でファンを辞めてくれれば、こっちは助かる。

個人としては、スパっと解散して「中元バンド」で一向に構わんのですけどね。

音楽のクォリティーが下がらなければ、下らん世間一般の人気なんてどうでもいい。

こんなこと言うと怒る奴が絶対出て来るんだけど、同じ気持ちの奴って、意外と多いんじゃないかな。

本来は期間限定ユニットで、4、5年前に解散していたはず。

でも、想定外に人気が出てしまって、今じゃ海外企業との契約とか、いろいろややこしい事になってる（気がする）ので、解散しようにも出来ない状態なのかもね。

音まで歪んどる（笑）

BABYMETAL Distortion @ Download Fest U.K 2018 BMWT2018

※ファンカムなので、あまりの爆音で音が割れております。



しかしさあ、日本の女の子が、イギリスで刺青紋々の怖いメタラーのお兄さんたち相手に、「もっとデカいサークル作れ！」って命令してるのって凄くないか？

普通、小便入りのペットボトル投げつけられるぞ（笑）。

しかも場所は伝統あるイギリス、いや世界を代表するダウンロードフェスだ。

世界中のロックバンドが出演を憧れるが、出たいと言って出してもらえるようなフェスじゃない。

極東の島国のバンドが出演出来るだけでも奇跡に近い。

10年ぐらい前なら、「日本の十代の女の子がダウンロードフェスに出るよ」なんて言っても誰も信じないだろう。

俺も信じない（笑）。


それにしても、「Distortion」という曲は、完全にライヴを意識して計算して作られた曲だというのがよくわかった。

次の日は眠かった

先日、次の日が早番なので早めに寝ようとしていたのだが、たまたま見た５ｃｈのスレで、『Rock am Ring』での BABYMETALの公式ストリーミング配信があると知ってしまったのですよ。

生中継で日本時間だと23：15ぐらいから。

悩んだ末、最初の方だけちょっとだけ見よう・・・と思ったのですが、結局全部見てしまった。(;^ω^)

まあ、フェスですから、持ち時間が30分ちょっとぐらいなんですけどね。

でも23時前には寝ようと思ってたので、睡眠時間が・・・

あ、言い忘れましたが、『Rock am Ring』とはドイツを代表する野外ロックフェスティバルで、アメリカツアーを終えて、次のヨーロッパツアーの最初のライヴとなります。


ドイツ人というのは、堅物というか、アメリカと違って地蔵（※）が多いというイメージがありまして。

実際、数年前のヨーロッパツアーではドイツでのライヴだけ盛り上がりに欠けてたということがあります。

何で、今回もそんな感じかなあと思っていたら、なんと、アメリカ人よりノリがいい。 Σ(ﾟДﾟ；

しかも凄い集客力。（この前に出演してたバンドの時より観客が倍くらいになったとか）

この２、３年で何があった？（笑）


で、動画見るとまるでメインステージなんですけど、これ、セカンドステージなんですよね。
しかも、トリじゃなくて、出演順で行くと真ん中ぐらい。

次に出演するバンドは相当やりにくかったと思います（笑）。

現地のレビューによると、同時刻のメインステージより客が集まっていて、メインステージを完全に喰ってしまったらしいです。

この日も凄かったけど、翌日の『Rock im Park』はもっと盛り上がったらしいです。恐ろしや。

それにしても、海外のロックフェスがリアルタイムで見ることが出来る時代が来るとは、昔は考えられなかったですなあ。



※地蔵
音楽のスラング、というかフェス用語。
意味に二種類あります。

①野外のロックフェスなどで、みんながノッて体を動かしている時に、直立不動で聞き入っている人。
初めて接するバンドだとこの傾向になりやすいが、聞き入っているということでもあるので、必ずしも悪いことではない。

②野外のロックフェスなどで、ファンのバンドの時に最前列を確保したいがために、その前の出演者の時から最前列に陣取っている人たち。
ファンではないので、当然ノリは悪くロクに歌も聞いていない。
ゆえに、音楽ファンからは嫌われる存在で、しばしば「地蔵」の前にその連中のファンであるバンド名を付けて呼ばれる。
例）ミスチル地蔵

ＵＳツアー

BABYMETALのアメリカのマネジメント会社の広報が、公式に「ＹＵＩは脱退してないよ」というアナウンスを流したが、読みようによっては「今は脱退してないけど・・・」とも読める。

アナウンスが無いので、今回ツアーにＹＵＩが参加してない理由は藪の中だが、これはやはりツアー前に、「参加しない」というアナウンスを流すべきだったのではないだろうか。

それとも参加する予定が、本当に直前に何らかの理由で参加出来なくなったのか。

そして、今に至るまで参加しなかった理由について公式アナウンスが無いのはなぜか。

こんなことをしていれば大炎上する（実際にしたが）のは分かり切っているのに、沈黙を守っているのは、発表するよりは黙っていた方がまだマシという、相当深刻な「何か」が起きているのか。

まあ、プロデューサーが、良くも悪しくも斜め上のトンデモない悪ノリをする人なので、極僅かではあるが、演出という可能性もある。

またはプロレス的に、実際の事故を「演出」として乗り切ろうとしているのかもしれぬ。

今回のツアーは衣装も変えて「ダークサイド」のストーリーとして行っている（ステージにベビメタのロゴが無し）が、位置付けは「外典」である。

「外典」のうちに何とか裏で調整して、通常営業に戻った時に復帰できるように画策しているのかもしれない。

ただすべては想像でしかない。



ちなみに自分としては、Ｓｕのボーカルで、ドラムがドコドコしてて、ベースとギターがピロピロしてればそれで満足してることに今回気が付いた（笑）。

そして、今回の「カワイイ」を封印した大人の（ダークな）ベビメタもまたいいもんだと思っている。

実際、地元の観客も当初のＹＵＩがいないことへの不満からライヴそのものへの絶賛に変わっているらしい。

またもや、ライヴという力技で不平不満をねじ伏せたという感じだ。

まあ、エンタメの国で、あれだけ完成度の高いショーを見せられたらねえ。

黄金の数字 ３

タスクの動画を見て思ったが、日本の芸能界は女性三人組が成功しやすいようなジンクスとかあるんだろうか。

最近のベビメタはもちろん、昔のキャンディーズとかわらべとか。ゴールデンハーフ（古い）も3人になってから人気が出たような気が。

三人組でなくとも、「花の中三トリオ」とか「三人娘」とか。

男でも「御三家」・「新御三家」、少年隊、シブがき隊とか。

日本人にとって、「３」という数字は、なにか収まりが良いのだろうか。

まあ、多人数アイドルで、誰が誰やらと顔と名前を覚える気にもならないよりは、3人ぐらいだと丁度顔と名前が一致して親近感がわくのは確か。

遅ればせながら

・小室哲哉が引退表明


もう過去の話になっている感がするのが、今の時代の怖いところだが、同世代の人間でもあるので少しだけ。

引退表明した訳だが、恐らく結構前に引退を考えていたような気がする。

文春砲は、単に迷っていた彼の背中を押しただけ。

気持ちを考えるに、還暦を目の前にして、今の自分は時代遅れで必要とされていないのではないか、という葛藤が常にあったのではないか。

一般人でも歳を取るとそんな気分になるのに、ましてや一時期一世を風靡した人間である。

そしてトップに立ってしまった人間は孤独である。

これは会社員でも政治家でも、何の職業でも同じだと思う。

トップである場合、しばしば相談相手がおらず、何事も自分で責任を負って決断しなければいけない。

よく、大企業の社長や政治家が、秘密裏に占い師を頼るという話はそういう事なのだろう。

小室哲哉の場合は、その相談相手が奥さんだったようだ。

ところがその相手が音楽どころか大人の会話も出来ない状態だったら。先の見えない介護を続けなければいけなかったとしたら。

彼は会見でいろんな事を話したが、言い訳がましいと非難する人も多いらしい。

でも、僕は逆に彼が気が弱くて正直だったがゆえに、あんな事を話してしまったような気がする。

現在の自分の気持ちを隠さず正直に話してしまったがゆえに、あんな会見になってしまったのではないか。

あれはすべて本当の気持ちなのだろう。

まあ、不倫は褒められたことではないが、僕はあまり非難する気になれないのだ。

孤独な人間は弱いものだ。

藤岡さん追悼

まだショックだわ。

神バンドの他のメンバーや交流のあった他ミュージシャンたちが次々にブログを更新。

これがまた泣ける。というか、読んで泣いてる。
特に大神のは反則だわ。
本当にこの師弟コンビは二度と見られないんだなと思うと・・・。

本当にみんなから慕われ、愛されていた人なのね。

そういう人の周りに集まってくる人たちも、また温かい。

その人の生きていた時の評価は死んだ時にはっきりわかる、って本当だね。

ただ、本人には伝わらないけど・・・。