お葬式

最近、葬式に参列する機会が多い。
まあ、そんな歳になったという事なんだろうけどね。

先日も父親が生前お世話になった人が亡くなられたので、葬儀に行って来た。

でまあ、いつも思う事なのだが、その人が生前行って来た事が葬式の時に反映されるよね。

式の規模じゃなくて、雰囲気とか、参列者の表情とか、弔辞の心のこもり具合とか。

でも、いくら心のこもった式を催しても、伝えたい本人は見ていないんだよなあ・・・。
いや、もしかしたら空中から見ているかもしれんが。（＾ω＾；）

昔、立場上他人の結婚式にやたら呼ばれた時期があって閉口したものだったが、今から考えると、気分的には結婚式の方がまだいいよね。

やたら葬式にばかり出ていると、やはり気分が滅入って来る。


そう言えば、「その人が見えてしまう」というのは、結婚式も同じかも。

ぼかして書くけど、だいぶ昔出席した結婚式の話。

新郎は商売やってる人の息子。

この場合は親の関係で、出席者が多くなり式も派手になる。

新婦はもともと従業員で、言い方は悪いが、手を付けた、ってやつだね。
（親は本当は取引先のどこかと政略結婚させたかったらしい）

結婚式は普通学生時代からの友人などがメインになると思うが、そいつはなぜか昔からの友人らしき出席者が皆無。

祝辞を読んだのも青年会議所かどっかの知り合い。だから内容も上っ面の美辞麗句だけ。

新婦の方は普通に友人がたくさん来ていたのに。

改めて、ああ、こいつ親友とかいないんだと思った。

確かに、稀にみる性格の悪い奴だったからね。
あれほど周りから嫌われていた奴も珍しい。

こいつの葬式の時も、やっぱり損得勘定だけの付き合いの参列者しか来ないんだろうか。

そういう人生ってどうなんだろう。


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