忍者ブログ
日々過ごしている日常は、実は奇跡の連続である(パクリ) ~ ますたあよーだのヴァーリ・トゥード日記!
[406]  [405]  [404]  [403]  [402]  [401]  [400]  [399]  [398]  [397]  [396
例によって乱暴な事を言う。

石原慎太郎と大江健三郎ってのは、とても似たもの同士に見える。

そりゃ、上っ面は正反対に見えるが、たぶん中身は一緒。

故・井上ひさしもそうだと思うけど、作家としては一流でも政治に口を出しちゃいけないタイプではないか。

というか、僕はもともと、作家という人種は、実際の政治に口を出さない方が良いのではないかと思っている。

とんでもない暴論で、プロレタリア作家を否定するが如くの異端の論であることは重々承知している。

そんな事を言ったら風刺小説は成り立たないだろうとの意見もあろうが、別にそれはかまわない。

作品としてならいくらでも政治的志向を表現しても良いのだが、
「影響力が大きい人が実際に行動を起こして、具体的に政治を動かそうとする」のが好ましくない、と言っているのである。

作品が影響を与えるのと、その人自身が行動して影響を与えるのとは別物である。

「ペンクラブ」の存在意義はどうなる、と言う人もいるだろう。

体制批判装置としてなら問題無いが、例えば、(右だろうが左だろうが)具体的な政治目標を持って具体的に政治を動かそうとする団体になってしまったらマズいだろう、ということである。

作家というのは、元来、繊細な心を持ち合わせている人たちだと勝手に思っているけれど(でなけりゃ人の心を動かす文章なんて書けない)、それは「感情」が優先されるということでもある。

ただ、その感情というのはその人個人にとっては大概正しいのだが、他の人にとっては間違っているということもまた、普通である。

感情とは自己中心的なものだ。

何が言いたいかというと、石原氏も大江氏も(意識していないだろうが)、自分の感情を優先して政治に口を出している。

しかも、それが正義であると信じて疑わない。正義の押し付けはとても迷惑である。

政治は、特に外交は個人的な感情を表面に出してはいけない。

ちなみに村上春樹だが、彼はちょっと臭いが違うのだが、やっぱり彼が具体的な政治の話をすると多少違和感がある。

ノーベル賞候補者に対してエラそうな事を言うが、何か重大な視点が抜けているように思える。

でも、僕がいくらこんな事を書いても、世間的には村上春樹がまったく正しいのであって、僕は思想が偏向している悪人だという事になるのである。

もっとも、僕は自分が善良なる人ではなく、悪人である事を自覚しているのでそれはそれでかまわない。


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
七曜
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
ますたあ よーだ
性別:
非公開
自己紹介:
まあ何つうか、どういう人間かとか、どんな趣味か、とかは毎日読んで頂ければ分ると思いますです。w
なお、頂いたコメントにつきましては、こちらで確認後に表示させるようになっておりますので、ご了承お願い致します。
最新記事
(09/09)
(08/27)
(08/23)
(08/20)
(08/16)
(08/14)
(08/09)
(07/30)
(07/29)
(07/19)
最新コメント
[08/28 よーだ]
[08/28 よーだ]
[08/26 F]
[08/26 F]
[04/11 よーだ]
[04/07 F]
[01/01 よーだ]
[01/01 F]
[01/01 よーだ]
[12/31 F]
忍者アド
忍者アド
ブログ内検索
最新トラックバック
P R
バーコード
カウンター
フリーエリア
忍者ブログ [PR]