近所の藪医者

この歳になると、昔からのかかりつけの医者が死んで困ったりする。

いや、本当。

多少の風邪で大きな総合病院に行くのもなんだし、やはり個人的信頼関係の築ける個人医院もあった方が良い、との考えにより、最近開業した医院に行く。

待合室の内装はこじゃれた感じで、いかにも今風。

順番が来て診察室に呼ばれる。

どうしました？と聞かれて症状を話す。

別に詳しく話したわけではないが、

「風邪ですね。薬を出しておきます」
で、終わり。


えっ？　 ( ﾟдﾟ)


聴診器も当てない。喉の奥を見ることもない。

ドクターＧのように、的確で細かい問診をすることもない。

どんだけ名医だよ、お前。


というか、初診なのに、身長・体重を測らなかった時点で、藪決定。

これ調べないで、どうやって正確な薬の量を決めるんだよ。

亡くなった、かかりつけのお医者さんは、数ヶ月間隔空いたら必ず身長・体重を測ったぞ。

廊下にこいつのプロフィールが自慢げに書いていたけど、大きな病院で長く勤めていて、臨床経験はあまり無いとみた。

しかも、専門が消化器系で、内科は片手間らしい。

こんな医者に行ってたら逆に寿命が縮まると思い、二度と行っていない。