無駄な希望を持たせる事はより残酷かもしれない

・米紙、除染への悲観論も紹介　「巨大な取り組み」

福島県の人には申し訳ないのですが、僕もすべての土地の完全なる除染は不可能だと思っています。

一部の被害の軽い場所だけ、という条件でしたら可能性があるでしょうが。

ある場所を完全に除染したとしても、別の場所から汚染された水などが流れ込むだろうし、地下水脈も汚染された可能性が非常に高い。

そして、一番大事な事なのですが、「原発事故は終息したわけではない」。
現在進行形なのです。

そもそも、莫大な経費と時間をかけて広範囲の土地を全て削り取ったとしても、今度はその莫大な量の汚染土をどこへ運ぶのでしょうか？

希望を捨ててはいけないのはわかりますが、事態はあまりに悪過ぎます。
悲しい話です。



・田中康夫「福島を最終処分場にしろ。福島の除染は桜島の噴火が終わってないのに洗車するのと同じ」

これも「何て事を言うんだ」と怒る人もいるかもしれません。
表現はアレですが、リアルな現実と向き合わなければならない時もあるのでは、と。