個人的な話

今年５枚目の「喪中につき年末年始の～」という葉書が来た。

今まではたいてい、友人からの「親が亡くなって～」というものだったのだが、今回は亡くなった本人が大学の同じゼミの奴だった。

寝耳に水。差出人は奥さんだった。

岡山の出身で、卒業後は岡山に帰り、お堅い仕事についていたので、実は卒業後、一度も会った事がない。

岡山は遠すぎた。奥さんの顔すら知らない。

でもなぜか年賀状だけは卒業後、絶やさずに毎年やりとりをしていた。

年に一度の年賀状だけの付き合いではあるが、そのうち会えればいいなぐらいに思っていた。

葉書の文面からは死因すらうかがい知る事は出来ない。

病気なのか、事故だったのか。

この歳になると、会っておきたいと思った人には、無理してでも会った方がよいのかもしれない。

今年からまた、年賀状を書く枚数が１枚減った。