区切りの時期

平日なのに、やたら外で子供たちを見ると思ったら、ちょうど春休みか。

高校の合格発表も終わって、（希望校に合格した）中学三年生は今が一番いい時期かな。

今の中学生は公立でも受験のチャンスが複数回あっていいね。

僕らの頃は一発勝負で、しかも英・数・国（＋作文）の３教科のみだったから、どれか１教科でもミスをやらかすと終わりだった。

だから中学校の進路指導もシビアで、「君の成績はこれぐらいだから、この高校を受けなさい」と成績ランクで自動的に高校が割り振られるような感じだった。

放課後の補習授業（強制）も、通常のクラスとは別途で露骨に成績順でクラス分けを行っていた。

もちろん、表立って「このクラスは成績上位だけ集めたクラス」などとは言わないけれど、顔ぶれ見たら、そりゃみんな分かるわな。

高校の合格発表時は、もちろん各高校でも氏名を貼り出すけど、翌日の地元の新聞でも高校の合格者氏名が全員掲載されたものだった。

これは普通の人の名前が新聞に載る唯一の機会だったね。

今じゃ新聞に名前が載るといったら、有名人になるか、犯罪を犯すか、役人になって人事異動で載るか、死んで死亡広告で載るか、ぐらいだもんね。

この氏名掲載もいつの間にか止めてしまったけど、まあ、プライバシーとか何とかで、色々と問題も出て来たんだろうね。

昔はＯＫでも今の時代はダメ、ってやつの、ひとつだね。

田舎の方はだいたいそうだと思うが、私立校は（一部のミッション系お嬢様学校を除いて）公立高校を落ちた生徒が仕方なく行く学校、という位置付けだった。

だから東京の方では私立校の方がランクが上だと知った時、「えっ？」という感じで。


自分は普通高校へ進学したのだが、そこは入学する時はそこそこ優秀な生徒でも卒業する時はバカになる、という学校で(笑)。

入ってみて、あ～、この空気（校風）なら、そうなるわな、と実感。

生徒にとっては、ある意味とっても居心地がよい学校だったけど(笑)。

最近は進学先の大学とか見ると、昔よりはマシになってるようだけどね。

僕がいた頃は、卒業後の進路として就職希望者もある程度いたので、２年生になると「就職クラス」と「進学クラス」に分けられた。

といっても就職クラスは１クラスだけで、ほとんど女子。

もちろん、就職クラスからも希望すれば進学出来たし、進学クラスから就職しても問題は無し。

３年になるとさらに「理系クラス」と「文系クラス」に分けられた。

不思議なのが私立文系コースでも「数Ⅲ」の授業があったこと。

一応公立高校だから、という建前があったからかもしれないけど。

受験と関係無いから、みんな内職してたけどね。


・・・と、思いだした事をとりとめもなく書いてみました。

ガラにもなく長文、失礼。