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日々過ごしている日常は、実は奇跡の連続である(パクリ) ~ ますたあよーだのヴァーリ・トゥード日記!
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胸糞悪い話しか耳に入ってこないので、口直しに夏らしく妖怪の話でも。

この「妖怪」というのは、恐らく外国語に訳すのが難しい言葉のひとつだと思っている。

西洋で言えば「妖精」あたりが近いかもしれないが、そのものではない。

幽霊ではないので(それに近いものもあるが)、厳密には心霊現象とも違う。

基本的には恐れられるものだが、どこかユーモアを感じさせるものもいる。

柳田國男が「零落した神」と言っているように、どこかしら『崇め奉るべきもの』というイメージがあるのは確かだ。

それは古代神道から連綿と続く、自然を畏れ敬う日本人の感性が生み出したものともいうべきか。

思えば江戸時代まで、夜は「暗い」ものだった。

昭和の初め頃まではそれほど事情は変わらず、電気の通っていない田舎では夜にランプを灯しても、部屋の一角には必ず暗がりが生じたという。

そのような場所があったからこそ、妖怪たちが存在を許されたのだと思う。

想像力豊かなご先祖様たちは、そこに人知を超えた「物の怪」をはっきり感じていたのだ。

悲しいかな、戦後、電気による煌々とした明りは、それら妖怪を部屋から駆逐してしまった。

否、部屋どころか街灯、ネオン、コンビニの明りなどにより、街中からさえも駆逐してしまった。

妖怪たちが存在を許されない社会というのは、人間にとって幸せなのだろうか?


・お前らの県の妖怪代表が決まったぞ
     ↑
確かに「なまはげ」は神様なんですが、前に述べたように、妖怪は「零落した神」という側面もあるので、必ずしも間違っているとは言い切れないような。
(この説に対しては、もちろん反対意見もあります。小松和彦など。)


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