気遣い

いまだに連休となると、日本人全員が連休であるかのような言い方をするマスコミ。

昔と比べものにならないくらい、勤務形態が様々になっているというのに。

やっぱり日本はお役人様中心の国なのかね。


でも、そんななかで、ラジオなどで気配りの出来るパーソナリティに出会うと、素晴らしい人だなと感心する。

昔、ラジオの深夜放送で、必ず冒頭で「お仕事されている方お疲れ様です」と言うパーソナリティの人がいた。

確かに確率的に仕事しながら聞いている人はかなり多いはず。

日曜の番組でも、「いかが休日お過ごしでしょうか。お仕事されている人はお疲れ様です」という人もいた。

要は想像力を持ち合わせていれば、どのような人々がラジオを聞いてくれているか想像出来るはずで、そこでいかに気配りが出来るかという話である。

プロなら当たり前の事だと思うのだが。


逆に、聞く人を（自覚無しで）不愉快にさせてしまうパーソナリティというのも存在する。

その昔、外回りの仕事をしていた時に、車の中でよく聞く番組があった。

ある日、番組改正で、（悪い意味で）少女趣味丸出しの幼稚な女が新しいパーソナリティになったのだが、こいつが安っぽい恋愛話が大好きで。

ついに番組一本丸々リスナーから恋愛話を募集して発表するという暴挙に出た。

こいつの頭の中では、日本人全員が現在進行形で幸せな恋愛をしているらしい。

子供が出来無くて悩んでいる夫婦に、自分の子供の写真入り年賀状を送るような無神経さである。

当時いろいろあった（笑）僕は聞くに堪えず、すぐに別の局に変え、二度とその番組を聞く事は無かった。

まあ、いろいろ無くてもそんな番組、長時間聴きたくないわな。

番組内コーナーで５分ぐらいなら、まだ許せるけどね。

とりあえず、そいつは気遣いの出来ない（＝想像力の無い）プロ失格人間だったと思う。


最近は特に気遣いの出来ない人が増えたなあという印象。

個人の個性がどうのこうのと、自己主張ばかりさせる教育のせいではないかい？

もちろん自分の事は棚に上げて言ってるんですけどね。（汗